日本語の音声には、単なる文字言語だけではなく、様々な要素（例えば、パラ言語的情報・非言語的情報）が内包されている。しかし日本語学習者の中では、日本語の音声を言語的情報だけに捉えている傾向があり、日本語でコミュニケーションをとる際、誤解が生じる可能性がある。そこで、本アプリでは日本語でコミュニケーションをとる際、誤解しないように話し手が意図している感情音声をより上手く捉えることに注目し、日本語のパラ言語的情報が認識できるような日本語の音声教材の必要性を述べ、現在筆者が取り込んでいるアプリを紹介する。
このアプリは、日本語教育において、特に音声教育の教材としての新しツールとしての試みである。
首都大学東京 人文・社会系
人文科学研究科 西郡 仁朗教授
担当者：丁美貞